
建設業界において、新たなプロジェクトの受注は企業の成長に直結する重要なステップです。有限会社東清工業では、お客さまの期待を超えるサービスと技術で、東京都と埼玉県西部における鉄骨組立の新しい可能性を日々追求しております。
鉄骨組立工事は、建物の骨組みを作る重要な工程です。そのため、施工の品質が建物全体の耐久性や安全性に直結します。品質管理を徹底することで、施工不良や事故を防ぎ、建物の性能を最大限に発揮することができます。今回は、鉄骨組立工事における品質管理の重要性と具体的なポイントについて解説します。
品質管理の重要性
鉄骨工事における品質管理は、以下の理由から非常に重要です:
-
建物の安全性確保
鉄骨は建物の荷重を支える主要な構造材です。不適切な施工が行われると、建物の耐震性や安全性が損なわれる可能性があります。 -
工事全体のスムーズな進行
品質不良が後工程で発見されると、修正工事が発生し、工期やコストに影響を与える可能性があります。 -
クライアントの信頼獲得
高品質な施工は、クライアントの信頼を得る鍵となります。確かな施工品質は企業の評価向上にもつながります。
鉄骨組立工事の品質管理ポイント
1. 材料の検査と管理
品質管理は、材料の段階から始まります。鉄骨部材やボルト、溶接材料など、使用するすべての資材が規格に適合しているかを確認する必要があります。
- 材料検収:工場での製作段階や搬入時に、寸法や規格を確認します。
- 適正な保管:湿気や錆を防ぐため、材料を適切な環境で保管します。特に溶接材料は乾燥状態を維持することが重要です。
2. 組立精度の確認
鉄骨の組立精度が悪いと、構造全体の強度や安定性が損なわれるため、以下のポイントをチェックします。
- 寸法管理:鉄骨部材同士の接合部やボルト穴の位置を図面と照らし合わせて確認します。
- 直線性・垂直性の測定:レーザー測定器や測定ゲージを使用して、柱や梁が正確に配置されているかを確認します。
- 仮組み確認:本組みの前に仮組みを行い、ズレや隙間がないかをチェックします。
3. 溶接の品質管理
鉄骨工事では溶接が多く用いられるため、溶接部の品質管理は特に重要です。
- 溶接条件の確認:溶接速度、電流値、電圧などが規定通りかを確認します。
- 非破壊検査:溶接後に超音波探傷試験(UT)や磁粉探傷試験(MT)を実施し、内部欠陥がないかを検査します。
- 溶接者の資格確認:溶接作業は、資格を持った技能者が行う必要があります。
4. ボルト締結の管理
ボルト締結は鉄骨の接合部において非常に重要な作業です。適切に管理されなければ、構造全体の強度に影響を与える可能性があります。
- 締付トルクの管理:トルクレンチを使用して、適切な締付力を確認します。
- ボルトの種類と使用箇所の確認:高力ボルトや普通ボルトを適切な場所に使用する必要があります。
- 目視確認:締付作業後に緩みや欠品がないかを目視で確認します。
5. 現場での環境管理
現場環境が悪いと施工品質に影響を及ぼすため、以下の点に注意します。
- 天候対策:雨天時や強風時は施工を控えるか、防水・防風シートを使用します。
- 照明の確保:夜間作業や暗い箇所では十分な照明を確保し、視認性を向上させます。
- 作業員の体調管理:作業員の集中力が切れるとミスが増えるため、適度な休憩を取りながら作業を進めます。
品質管理の流れ
鉄骨工事における品質管理は、以下の流れで行われます。
-
施工計画の作成
事前に詳細な施工計画を立て、品質管理の基準や手順を明確にします。 -
施工前検査
作業開始前に、材料や設備、作業環境を確認します。 -
施工中の管理
作業中は、各工程ごとに検査を実施し、問題がないか随時確認します。 -
施工後の確認
作業完了後には最終検査を行い、品質が基準を満たしているかをチェックします。
お問い合わせはお気軽に
どのようなことでもお気軽にお問い合わせください。東京都や埼玉県西部での鉄骨組立をお探しのみなさまからのご相談をお待ちしております!